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暴風

風で運ばれる破片

世界の一部の地域では、強風とそれによって運ばれる飛来物を伴う暴風が発生し、建物に甚大かつ壊滅的な損害をもたらすことがあります。 これらの地域では、建物の外面が破壊されずに窓やドア、天窓、ファサードが暴風に対する耐性を備える必要があります。 暴風時には多くの場合、風で飛来物が飛ばされるような事態が発生し、場合によっては強い勢いで飛散して建物に衝突することがあります。 飛来物がガラスに衝突すると、ガラスは通常破砕しますが、適切に構成した合わせガラスは一般的な飛来物に対して耐貫通性を備えているため、過剰な内圧による危険から建物を防護できます。 風向きの変化によって建物に加わる繰返し荷重に耐えうる合わせガラスの能力は、風雨およびこれが建物内部に及ぼす長期的影響に伴う損害から人や設備を保護するうえでも役立ちます。  

適した製品

窓設備、飛来物および圧力に関する要件は、建物の種類と場所、暴風のカテゴリー、世界の各地域で期待される性能基準に応じて異なります。そのため、このマーケット向けとして下記の3つの基本的な製品オプションを用意しています。

  • Saflex Clear(スタンダード中間膜): 適切な厚みを用いることにより、良好にバランスのとれた合わせガラスを構成することができる、スタンダードなポリビニルブチラール (PVB) 中間膜です。 風で運ばれる飛来物による衝撃に耐えうる性能を持ち、従来より設計せれる大部分のシステムに適合すると同時に、住居侵入対策や遮音効果、紫外線遮断の面でもさらに高性能を発揮します。

 

  • Saflex High Protection (HP) : 厚みが2.54 mmの2層のSaflex DM中間膜で構成されており、従来のPVB中間膜と比較してサイズと圧力に関して改良された性能を備えていると同時に、大規模および小規模両方の飛来物対策用途最適です。通常のスタンダード中間膜同様、ガラス破片保持能力、遮音効果、紫外線遮断の利点を提供します。 加えて、優れた小口露出耐性及びシーラント適合性が立証された非常に接着性の高い中間膜です。

 

  • Saflex Storm:PVB中間膜とフィルムで構成された複合中間膜です。製品コードVSO2のこの中間膜は、断裂耐性を備えるとともに、SaflexHPと比較してサイズと圧力の面でより高い性能を発揮します。 SaflexStorm複合中間膜は大規模および小規模両方の飛来物対策用途で高性能を発揮するとともに、住居侵入対策や遮音効果、紫外線遮断のメリットを提供します。 SaflexStorm複合中間膜は優れた小口露出耐性及びシーラント適合性が立証された非常に接着性の高い中間膜でもあります。

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