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街路設置公共物・屋外構造物

はじめに

戸外公共物やベンチ、カウンター、バス停待合所、彫像などの屋外設置公共物や他の構造物を合わせガラスで設計することが可能です。 このソリューションは光とエレガンスを対象物に提供し、これらを周囲と調和させて、従来の一部の構造物のように目障りにならずに、環境の一部となるように構成する目的に役立ちます。 破壊行為によって破砕された場合であっても、合わせガラスは破損ガラスの破片の飛散防止効果があります。 そのため、非合わせガラスと比較して、ガラスの破片による切断や突き刺しによる傷害を負うリスクを低減できます。 この飛散防止効果により、破損時も合わせガラスとして形状維持されるため、清掃や交換を迅速化できます。 また、屋外ガラス構造物はその通常の使用時および耐用期間中に汚損する事も考えられます(食物付着したり、ビラ、ステッカーや他の宣伝用ポスターが貼り付けられたりすることがあり、さらに落書きで汚されることも考えられます)。 これらガラス構造物は非多孔質材料であり、大半の溶剤で清掃が可能であるため、他の材料と比較してより容易に元の状態に近い状態か、または元の状態に復元することが可能です。

適した製品

合わせガラスを利用する外部構造物に一般的に使用されるイーストマン製品:

  • 通常のPVB中間膜であるSaflex Clear(スタンダード中間膜)は下記の目的に利用することが可能です。

    • 安全性 人的破壊や偶発的な衝撃によってガラスが破損した場合に、ガラスの破片が中間膜に接着されるので、切断や突き刺しによる傷害が低減されます。適切な方法で合わせガラスを枠設備に取り付けると、落下に対する保護も行われます。

    • 暴風:十分な厚みの中間膜を備えた合わせガラスは、熱帯性低気圧やハリケーンなどの暴風発生時に風で運ばれた飛来物がファサードや手摺りを貫通し、その後に破壊的な風圧に襲われるような事態を防止可能な能力を備えています。ガラスの破損後にその破片を閉じ込める中間膜の能力は、地震活動の発生時にもガラスを確実に保持する目的に役立っていることが立証されています。

    • セキュリティ 破壊行為や住居侵入窃盗、防爆および弾道攻撃などの人為的攻撃に対して十分なレベルの保護を行うシステムに合わせガラス構成を組み入れることが可能です。
       

  • Saflex Acoustic PVB中間膜(遮音中間膜): 従来のPVB中間膜と比較して、1,000~4,000ヘルツにおける遮音機能を保証するために性能を向上するように設計された3層構造の中間膜です。この改善された性能により、従来の標準的な手法よりも小さい空隙および/または薄いガラスを使用して合わせガラスを設計し、同じ騒音低減定格を達成することが可能です。
     

  • Saflex Solar中間膜(遮熱中間膜):温度上昇やジリジリ間の原因となる近赤外線を吸収することにより遮熱を実現するSaflexSolar中間膜は、透明ガラスやコーティングを施さない従来型の合わせガラスと比較して日射取得率を低減することにより、改善された日射光線コントロールを実現します。 SaflexSolarは低放射率の硬質コーティングが施された単一ユニット合わせガラス、もしくはLow-Eコーティング機能の有無にかかわらず、複層ガラス(IGU)への組み込み、併用も可能です。
     

  • Vanceva® (カラー中間膜): アーストーンコレクションおよびVancevaカラー中間膜は、ファサードや手摺り、またはインテリアガラスとして使用する色を広範囲の色調の中から選択することが可能です。 ガラスそのものの色調コントロール(厚みなど)、または(小ロットや、まとめ生産における)カラーガラスの生産リードタイム、カスタム設計カラーガラスの大量ロット購入などを解決するソリューションを提供致します。カラー中間膜を活用することにより、お好みの色味の合わせガラスニーズにおける小回りを利かせた対応が可能となります。
     

さらに、上記各種中間膜を複数組み合わせて使用することにより、ガラスシステム全体の性能を向上し、屋外構造物の最適化に役立てることが可能です。

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