すべての用途に使える封止材
太陽電池産業初期の頃、ソーラーセルやモジュールは単結晶シリコンが主でした。今日では単結晶・他結晶シリコンモジュールに加え、アモルファスシリコン(a-Si), カドミウムテルライド (CdTe), 銅インディウム・ガリウム・セレナイド (CIGS) などさまざまな薄膜テクノロジーや、有機染料やナノ技術を含む様々な技術が存在します。
新しい科学や発見を利用して太陽電池技術の開発が実現したように、さまざまな特殊化学品メーカーがここ数年でより多くの新材料開発を加速しています。
この現象は太陽電池の封止材で最も顕著な部分です。封止材はモジュールを接着保持すると同時に外部環境からモジュールを守る役割を果たします。モジュールの設計者・メーカーにとってモジュールのライフサイクルを通じてその性能を維持することは非常に重要です。モジュールの性能を向上させつつコストを下げるということに封止材メーカーは注力し始めつつあります。こうして開発された封止材料はパネルの発電効率からプロセスタイムや全体的な生産性向上にまで貢献します。
モジュール設計のために様々な封止材があります。これら多くの材料は元々は自動車のフロントガラス用や建築用合わせガラス用に開発されたものです。
セーフレックス®のように、ポリビニールブチラール(PVB)は太陽電池のいくつかのセグメントで受け入れられつつあります。PVB はモジュールメーカーの用途に合わせて使えるよう、レジンベースのシートとして供給されます。合わせガラス用途で数十年使用される一方、今日の太陽電池モジュールにおいては薄膜型用材料の選択肢のひとつとなっています。また、建築用合わせガラスの長い歴史から"Building Integrated Photovoltaic" (BIPV) 用途において優れた選択肢の一つとして認められています。
過去20年以上にわたる配合の改良を経て、セーフレックスPVBは理想的な太陽電池用材料となりました。モジュール製造プロセスとモジュールの耐久性を改善する優れた材料をもたらしたのは優れた端面安定性と化学的適合性の開発の結果です。高い生産性とコスト効果の高い封止技術、これは合わせガラス産業ですでに一般化しているものですが、今これが薄膜アモルファスモジュールの封止材として用いられつつあります。PVBの技術革新ともあいまって、これらのプロセスは生産性を上げ、同時にモジュールメーカーの最も重要な指標であるワット当りのコスト改善にも貢献しています。
封止材は太陽電池モジュール開発において重要な役割を果たしています。現在そして将来の封止材フォーミュレーションの改良はより高い耐久性とエネルギー変換効率の改善をもたらすでしょう。プロセス技術の開発はより耐久性のあるパネルをより安価に製造することを可能にするでしょう。これらの進歩はモジュールメーカーとエンドユーザーに、より低いワット当りのコストをもたらすに違いありません。
あなたがお探しの情報は見つかりましたか?このページに追加のご要望があればここをクリックして下さい。